2012年5月23日 (水)

サッカーその前に

次回のサッカーワールドカップは2014年、2年後だ。
日本は予選を突破し、出場にこぎつけることができるだろうか。

6月からは、ワールドカップ出場をかけて、最終予選が始まる。
その前の今日5月23日に、日本代表はアゼルバイジャンと戦う。
格下の相手だけに、負けられない戦いだ。
ただ、アゼルバイジャンがどこにあるのか。
恥ずかしながら、よくわからない。
あの辺りかなあ、程度である。
しかし、驚くべきことに、小2の息子は、アゼルバイジャンを知っていた。

「ああ、アゼルバイジャンね。」

そういうと彼は、地図帳を持ってきて、アゼルバイジャンの位置を指し示した。
ここにあるのか、トルコの近くだ。
そうか、旧ソ連だったな。
この辺は、ウズベキスタンとかカザフスタンとか似たような名前がたくさんあるよなと言うと、

「ああ、6スタンだね。」

6スタン?
それは何だとたずねると、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、アフガニスタン、パキスタンだという。
すっげえなあ。
じゃあ、7ウラワは知ってるか。
浦和、南浦和、北浦和、東浦和、西浦和、武蔵浦和、中浦和とくる。
実はもうひとつ、浦和美園というのもある。
どうだ、驚いたかと訊くと、彼はきょとんとしていた。

いや、確かに6スタンを知ってるほうが、価値が高い。
今回は、素直に負けを認めよう。

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2012年5月21日 (月)

見た目は同じ

休日の昼飯に、素麺を茹でた。
手軽だし、パンばかりだと飽きてしまうと、子どもたちにも好評だった。

うまい、うまいとひとしきり食べていた彼らだったが、急にめんつゆの話題になる。

「めんつゆってさあ、麦茶と同じ色だよね。」

我が家の食事の時の飲み物は、麦茶と決まっている。
つまり今、彼らの目の前には、お茶とめんつゆが並んでいるのだ。
めんつゆの代わりに、麦茶で素麺を食べたらどんな味がするのかという展開になる。
ああ、やっぱりそういう方向に話が進むか。
で、不味いに決まっているという意見に対して、そりゃあやってみなけりゃわからないよとなる。
じゃあ、やってみようとなり、二人とも素麺を麦茶で食べるのだ。
素麺を口に含んだまま小2の息子が、いかにも不味いという表情で、

「うんこの味がする。」
「食事中だよ、下品な事言わないで。」

と小4の娘がたしなめる。
それを言うなら、うんこを食ったことがあるのか、と念を押す方が先だ。

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2012年5月18日 (金)

求められて

「みつどってなに?」

みつど?
密度か。
なんて説明すればいいんだ。
いっぱい詰まってるかどうか、その詰まり具合とか。
うーん、よくわからんなあ。
でも、あれだろ。
わからないなあって言うと、大人なのにわからないのか、って言うんだろ。
あのなあ。
大人だって、わからない事が山ほどあるんだぞ。
仕方がない、辞書で調べてみるか。
なになに?

みつど【密度】
(1) ある決まった面積や体積の中にふくまれる質や量の度合い。
(2) 物事の内容が充実している度合い。
(3) 物質の単位容積当たりの質量。

これをどう説明すれば、小学2年生に理解させることができるのだろう。
そもそも、何で密度って言葉を訊いてくるんだ。
彼が手にしていたのは、世界地図の地図帳だった。
ああ、人口密度か。
簡単に言うとだな。
いや、やっぱり簡単には言えない。
どうしたものかと思案していると、息子が何やら独り言で、

「流域面積が一番大きいのが、アマゾン川か。」

何か嫌な予感がする。
息子と目が合わないようにしてるが、こっちを見ているようだ。

「あっ、ねえねえ、おとうさん!りゅういき……。」
「あっ、ごめん。用事を思い出したから、出かけてくるわ。」

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2012年5月15日 (火)

拾ったお金

小2の息子の友達が、道端で10円玉を拾ったという。
思い出すなあ。
子どもの頃に、自分も10円玉を拾って、交番のおまわりさんに届けた事。
よく届けてくれたねと言って、おまわりさんが別の10円玉を渡してくれた事。
それはちょうど私が、今の息子くらいの頃だったような気がする。

「道端でお金を拾ったら、どうすればいいか知ってるかい。」
「洗ってまた使う。」

意表をつく答えが返ってきた。
うーん、そういうことじゃないんだな。
どうすべきかとたずねているのだ。
ん?
わざとか。
例によって、ふざけているのか。
違います、ちゃんと答えてくださいと言うと、しばらく間があって、

「洗ってぇ、拭いてぇ、また使う。」

ま、まずい。
このままでは、まずい。

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2012年5月12日 (土)

まゆ毛

「まゆ毛は、何のためにあるか知ってる?」

小2の息子が、私の顔をのぞきこむようにして、訊いてくる。
はーん。
どうせ、あれだろ。
くだらない答えなんだろ。
まゆ毛がないと、変な顔に見えるとか、なんとか。

「そらあ、まゆ毛は大事だろ。まゆ毛がないと、どこまでがおでこで、どこまでがまぶたか、わからなくなるからじゃないか。」

なるほど、確かにそうだ。
本当は、そういう理由かもしれないな。
でも、自分が聞いた話は違うんだ、という顔をしながら彼が、

「そうじゃないよ。汗が目に入らないようにするためだよ。」

それは理屈だが、年がら年中、汗をかいているわけではないだろう。
もしそういう理由なら、必要なときだけまゆ毛をつければ、それで済むわけだ。
でもそうすると、まゆ毛をつけていないときの、おでことまぶたの境目は、どう見分ければいいのかな。
だから、やはり汗が目に入らないようにするって事が、一番の理由じゃない気がするぞ。

「じゃあ、そうかもしれない。」

あら、意外とあきらめが早いな。

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2012年5月10日 (木)

釘を刺せ

平日は、ご飯。
休日は、パン。
わが家の朝食は、そう決まっている。

だから、パンが目の前に現れただけで、休日モードになり気分が高揚する。
どうやらそれは、私だけでなく小2の息子も同様のようだ。

「あっ、パンを落としちゃったから、たべられない。」

実際には、床に落としたわけではなく皿の上にパンを落としてただけだ。
落とした食べ物は、拾って食べてはいけないけど、皿の上だからいいでしょ、というわけだ。
まったくのむだ口である。
まるで、

「静かにしてください!」
「へぇー、しずかちゃんになりたいんだあ。」

という憎まれ口のようでもある。
休日とはいえ、彼が調子に乗りすぎるといけないので、釘を刺しておくことにした。

「あっ、そう。落としたなら食べられないね。捨てよう。」

彼の皿の上のパンをぐいっとつかみ、ごみ箱に捨てにいくふりをする。
彼は、大好きなパンを捨てられそうになり、大慌てで私を制止する。

「あっ、冗談だよ。落としたのは、おさらの上だから、大丈夫なの。」

「なんだ、そうなのか。早く言ってくれよ。もう少しで捨てちゃうところだったぞ。気をつけてくれ。」

これで少しは、むだ口が減ってくれるか。

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2012年5月 7日 (月)

潮干狩り

天気は快晴、風は微風。
その日は、絶好の潮干狩り日和だった。

子どもたちのみならず、親も潮干狩りは初体験。
家族全員、ウキウキだ。
干潮時刻表をチェックし、潮干狩りに適した日を選んだ。
それでも、貝が取れるかどうか不安だった。
何せ初体験、まったくの未知数なのだ。

GWなので混雑は覚悟していたが、予想を上回る混雑ぶり。
人、人、人。
海水浴の比ではないほどの人出だ。

仮に貝がそれなりにいたとしても、これだけの人が採っているのだから、たやすく貝など採れないだろう。
まあ、それもいい思い出だ。
あまり期待せずに、人ごみをかき分けながら、海の中に入っていった。
ひざ下くらいまで海水に浸かった状態で、砂の中に手をつっこんでみた。

いる。
貝がいる。
山のようにいる。
海なのに。

子どもたちと争うように貝を採り、1時間もするとかなりの量の貝が採れた。
楽しかった。
子どもたちも、楽しかったようだ。
いやあ、よかったよかった。
帰る道すがら、小2の息子が潮干狩りより、楽しかったことがあると言う。

「しおひがりが終わった後、砂浜で穴をほったことだよ。」

ええっ?
それは、近所の公園でもできるじゃねえかよお。

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2012年5月 4日 (金)

甘い考え

心浮き立つゴールデンウィーク。
疲れた体をゆっくりと休めたいところだが、そうは問屋が卸さない。

子どもたちによる、どっかにつれていって攻撃が始まる。
ゴールデンウィークは、どこに行っても混んでいる。
車で出かければ、渋滞にはまる。
などと説得を試みたが、失敗に終わる。

妙案が浮かんだのは、その時だった。
プールだ。
屋内プールだ。
あそこなら、車で15分、渋滞に巻き込まれる恐れもない。
流れるプールはあるし、ウォータースライダーだってあるから、彼らも満足するはずだ。
しかもまだ、本格的なプールシーズンではないし、さほど混まないに違いない。
思ったとおり、彼らも乗り気だ。

しかし、いざプールに行くと、大混雑。
駐車場は満車、おまけにプール内は、入場制限までしていた。
客の大半は、家族連れ。
みな考える事は、同じだということが、身にしみてわかった。

たっぷり泳いだ後、売店の前で小2の息子に、アイスクリームをねだられた。
私も食べたかったが、小銭の持ち合わせがあまりなかったため、子どもたちの分だけ買ってやった。
それにしても、うまそうに食う。
一口くれとは言い出せず、食べきれなそうだから、手伝ってやると言ったら、

「手伝うんじゃなくて、ほしいんでしょ。うそをついたからあげない。」

はなっから、あげる気などないくせに。

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2012年5月 1日 (火)

平均

長かった寒い季節も終わり、ポカポカ陽気が心地よい。
ともすると気温が25度を超えるような、汗ばむ陽気の日すらある。

では何度くらいが快適な温度なのか。
これは個人差があり、人によって意見が分かれるところだろう。
小2の息子は、18度がいいと主張する。
ほう。
地球の平均気温は15度くらいらしいから、君の感覚はなかなかいい線いってるぞ。

「平均ってなに。」

あっ、そうか。
平均って、わからないよな。
えっとねえ、出っぱったり、引っ込んでたりするのをならすことだ。
あ、だからねえ。
地球上でも、暑いところと寒いところがあるだろう。
それをならすんだよ。
ああ、ならすってのは、あいだをとるって事だ。
んー、だから、なんていうか、みんな同じってことかな。
まあ、そういう事だ。

息子は、きょとんとしている。
平均の概念が難しかったのか、俺の説明が下手だったからかは不明だ。
だが、しばらくすると彼は、こう言った。

「12度と10度の平均は、11度だね。」

おう!
わかってたのか。
早く言ってくれよ、まったく。
いけてるじゃねえか。
将来に期待しちゃうぞ。

いや、結局のところ、平均的な男に落ち着いてしまうんでしょ。

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2012年4月28日 (土)

検査

私が子どもの頃に比べ、現在は衛生環境など格段に良くなっていると思う。
しかし小学校では今でも、ぎょう虫検査が行われている。
セロハンを肛門に貼り付けるが、ウンチをつけてはいけないという、あの難易度の高い検査だ。

衛星環境が改善された現在、ぎょう虫なんて、もういないだろうにと思った。
ところが、どっこい。
意外にも、ぎょう虫は、今でも結構いるらしい。

というわけで、ぎょう虫検査は存続している。
ただしそれも、小学三年生までという。
その基準については、不明である。

ぎょう虫検査と同時に、尿検査もあった。
つまり、二つの検査が同時に課せられたのだ。
親に手伝ってもらいながら、やっとのことで二つの検査を終えた小2の息子。

学校に検体を忘れずに持って行くように言う。
すると彼は、尿検査の検体をランドセルに入れずに手に持っていった。
何故ランドセルに入れないのかと聞くと、

「おしっこをランドセルに入れたくないからね。」

なるほど、理屈だ。
でも、ぎょう虫検査のほうは、ランドセルに入っちゃってますけど。

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2012年4月25日 (水)

百マス計算

小2の息子の宿題に、「百マス計算」が出た。
百マス計算とは、たて10マス、横10マスの、計百個の空白のマスを作り、その外側の縦軸と横軸に0から9の数字を任意に並べ、それぞれが交差するマスに計算の答えを記入するというものだ。
そして加減乗除のいずれかを、計算方法として指定する。
小学2年生は、まず足し算だ。

初めて挑戦した息子だったが、悪戦苦闘の末、約8分ほどでやり終えた。
答え合わせの結果は、全問正解。
8分で全問正解なら、まずまずの滑り出しであろう。
ふと、プリントのわきを見ると、このような先生のコメントがあった。

「やればやるほど、早くなります。3分を目標にしてください。2分でできれば、大人といっしょです。」

2分か。
そんなに早くできるのか。
実は計算には、少々自信がある。
よし、ひとつ腕試しといこう。
手書きで、息子の宿題と同じものを作る。
息子にタイムキーパーを頼み、用意、スタート!

いざ始めると、思ったほどのスピードでは、進まない。
しかし息子は、めっちゃ早いと目を丸くしている。
もっと早くできるはずなのにと、もどかしい気持ちになる。
バテてきた。
後半はもう、スタミナ切れだ。
最後までどうにかたどりつき、できたぞと息子に声をかける。

「すげえ、1分52秒だ!!、おかあさんに見せてくる。」

と、携帯のストップウオッチ画面を母親に見せに行く。
見せなさい。
大いに見せなさい。
なんなら、近所の人にも見せなさい。

これでしばらくは、父の威厳を保てるかな。

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2012年4月23日 (月)

ことわざ

海老で鯛を釣る。
自分が子どもの頃、このことわざを耳にした時には、かなりの違和感を覚えた。
なぜなら、私はエビは大好物だったが、魚が嫌いだったからだ。
つまり何故、美味しいエビを餌にして、不味い魚を手に入れる必要があるのかと、不思議に思ったのである。
そして、海老で鯛を釣る、ということわざの意味を知って、今度は腰を抜かしそうになった。
【少ない元手で、多くの利益を上げること】というのだから驚きだ。
鯛が高級魚であることなど、想像もつかなかった。

「エビでタイを釣るって、いみわかんない。」

何と小2の息子も、私が子どもの頃と同じように感じたようである。
しかし、私は小学校の高学年の頃の記憶だから、息子はそれよりかなり早い。
なかなかのものだな。

ん?
いや、待てよ。
こいつ確か、海老は好物ではないはずだが。
では、何故そう思う。

「海老ってさ、伸ばしても10cmくらしいかないから、鯛を釣ろうとしたら、ちぎれちゃうじゃん。ぜっったいに、むり。」

釣りざおは、使わないのかい。

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2012年4月20日 (金)

一番を教えて

「せかいで、いちばん面積の小さい国はどこ?」

近頃の小2の息子の質問は、変化球が多い。
野球でいえば、打者の手元で微妙に変化し、打っても凡打になるような、くさい球だ。
ここは、うまく打ち返そうと試みるのではなく、見送るという作戦に出てみたい。

「面積が小さいってのは、一番じゃないんだ。ラストなの、ビリなの。だから一番小さいってのは、ないことになる。」

この説明で、彼は納得するのか。
いや、彼は納得しなかった。
小さいほうから数えれば、一番じゃないかと主張してくる。
もっともである。
しかしこちらも、この程度で引き下がるわけにはいかない。

「世界で一番高い山は、地図帳にも出てるけど、エベレストだな。でも、一番低い山ってのは、地図帳には出てないだろう。それは、一番じゃないからだ。」

おっ。
考えてる、考えてる。
どうやら、自分のほうが分が悪いと思い始めたようだ。
もうひと押しだな。
「君のクラスでも、一番足の遅い人は誰なのか、わからないだろう。でも、一番早い人ならわかるよな、運動会のリレーの選手に選ばれる人だ。」
「まだ、うんどうかいのリレーの選手は、決まってないから、それもわからない。」

くさい球は、見送るに限る。

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2012年4月18日 (水)

東京なんとか

関東の地図を見ていた小2の息子の質問だ。

「この東京なんとか、ってなに?」

東京なんとか?
ああ、東京湾ね。
東京という漢字は読めたのか。
だが、湾という漢字には、なかなかお目にかからないから、読めないのも無理はないな。
湾というのは、海岸線が曲がった形になっているところだ。
つまりそれは、海なのである。

「ええっ、だったら太平洋とか日本海につながってるの?」

そうなんですねえ。
つながってるんですねえ、これが。
でも、わかりずらいよな。
この地図は、関東だけしか入ってないからな。
東京湾が、地球上のどの位置にあるか。

それを教えようと、世界地図のページを開く。
そこには、太平洋やインド洋が、ドーンと広がっている。

「ほら、これで地球上の海が全てつながっているのが、よくわかるだろう。さて、問題です。東京湾は、どこにあるでしょう。」

彼は、日本の位置も、日本のなかの東京の場所も、わかっている。
だが、東京湾を見つけることができないでいた。
教えてほしいというので、東京湾の場所を指し示してやる。

「ええっ。こんなにちっちゃいの?さっきの東京湾は、もっとデカかったんだけど。」

縮尺が違うんだ。
縮尺といっても、わからぬか。
それを説明する必要が、ありそうだな。
ふっ、疲れるぜ!

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2012年4月16日 (月)

鋭い指摘

小2の息子が興味を持っていることの一つに、太陽系の惑星がある。
惑星だけでなく、恒星や衛星など、星全般にわたって興味があるようだ。
今年の5月には、日本でも皆既日食(正確には金環食)が見られるということも、彼は知っている。
そんな彼が天体図鑑を見て、鋭い指摘をする。

「星ってさあ、角がとがってないよねえ。」

ああ、そうだ。
星は丸だね、ほぼ球体だ。
君の言う、星が尖っているっていうのは、星印のことだろう。
星印ってのは、★もしくは、☆だもの。
だが実際の星は、確かに尖ってはいない。
君の言うとおりだ。

でもなぜか、星といって思い浮かべるのは、星印だな。
夜空の絵を描いたときに、星を丸く描くと、月に見えてしまうもの。

「太陽だって、線は出てないんだし。」

なるほど、そのとおりだ。
太陽を絵に描くとき、光の線を書き足すよな。
でも実際は、線などない。

うーん、鋭い。

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2012年4月12日 (木)

面積

「面積って、どうやってはかるの。」

小学二年生の息子にこう問われ、面積という概念を説明して理解させることが、できるのか不安になる。
まあよい。
とりあえず、やってみよう。
私はまず、メモ用紙に小さな正方形を書いた。
それを、縦も横も1メートルとした。

「この四角の広さを面積というんだ。わかるかい。」
「ああ、広さが面積ね。」

きちんと理解しているのかは甚だ疑問だったが、次の説明に移ることにする。
先ほどの小さな正方形の6倍くらいの大きさの長方形を書き、

「このながしかくと、さっきのましかくでは、どっちの面積が大きいかわかるか。」
「このながしかくのほうが、面積が大きい。」

よし、ここまでは順調だ。
次に長方形のなかに線を書き入れ、六つの正方形に分ける。

「こうするとわかるだろう。ながしかくは、ましかく何個分だい。」
「6個分。」
「そうだな、次は単位だ。鉛筆なら1本、消しゴムなら1個。」
「本なら1冊だね。」
「そのとおり。面積の単位は、1へいほうメートルという。そしていよいよ、面積の測り方だが、たてが2メートル、横が3メートルと長さを測って、それをかけ算をするのだ。」
「あっ、わかった。2かける3で、6でしょ。」
「そのとおり、じゃあこのながしかくの面積の測り方と答えは、わかったかな。」
「うん。6へいほうメートルだね。」

息子の驚異的な理解力に、私は舌を巻いたのだった。

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2012年4月10日 (火)

カブトムシ生還

「あっ動いてる。生きていやすよ、おやぶん。」
「おう、どうやら長くて寒い冬をのりきったようだな。めでてえじゃねえかい。」
「それも七匹とも全部でやんすよ、おやぶん。そりゃあよかったんですが、ふんの野郎がいっぱいでやんすねえ。」
「おう、寒いからまだ冬眠中かと思ったが、意外ともう目覚めていたのかもしれねえな。」
「ああ、それでフヨード、あいやイクセーマットを食べて、ふんをいっぱいしたということでやんすね。」
「おうよ、啓蟄(けいちつ)ってなあ、3月の5日くれえらしいや。暦どおりなら、とっくに目覚めてたってこつになる。」
「それにしても、食うもんとウンコが混ざっているところで生活して、さらにはそこで寝てるって、驚きでやんすよね。」
「つまり人間で言うとだ、食堂で飯を食って、大きいほうをしたくなったらその場でして、かたづけねえで寝ちまうってなもんよ。」
「うわあ、それすごいでやんすねえ。困った野郎たちでやんすよ。」
「だからおめえ、俺たちが世話をしてやんなきゃなんねえんでい。」
「わかりましたぜ、おやぶん。じゃあまずは、イクセーマットの交換でやんすね。」
「そうなんだがよ、あいにくイクセーマットの在庫がねえやな。」
「そうとなりゃあ、ペットショップに直行でやんすね。」
「おう、がってんしょうちの・・・。ってそれは、おめえのセリフだ。」

幼虫の7匹は無事だった。
めざせ、成虫!
夏に向けて、楽しみが増えた。

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2012年4月 8日 (日)

カブトムシの安否

「おう、じゃあいくぜ。虫かごは二つでい。」
「ああ、そうでしたね親分。たしか、大きい虫かごには五匹、小さい虫かごには二匹、幼虫がいるでやんすね。」
「おう、無事で生きていればの話だがな。」
「おやぶーん。縁起でもないこと言わねえでくだせえよ。」
「いやおめえ、俺だってよぉ、カブトムシたちには無事でいてほしいぜ。ただ万が一てえ事があるからな。」
「ああ、なんだかおしっこが漏れそうですよ、おやびん。」
「なんでい、こんぐらいのことでビビってどうすんでい。肝っ玉のちいせい野郎だぜい。」
「だって親分。最後にあいつらの生きてる姿を見たのは、もう5ヶ月も前ですぜ。」
「だから、どうしたってんでい。」
「だ、大丈夫なんですかい?」
「まあ、そりゃあ俺にもわがらねえ。よし、じゃあちいせい虫かごの方からいくぞ。新聞紙の上に土をぶちまけるから、よく見るんでい。おらよっと。」
「あっ、二匹いやしたぜ。また一段とでかくなってる気がしやすが、生きてやすかねえ。何だかちっとも動かねえんでやんすが。」
「よし、もう一方の大きい虫かごも、ひっくりけえすぜ、あらよっと。」

果たして何匹が無事だったか。
結果は、後日。

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2012年4月 5日 (木)

どうなったカブトムシ

「おやぶん、ずいぶんとあったかくなってきやしたねえ。」
「おう、そりゃあおめえ、春だからよ。」
「でも、今年は春になっても冬みたいに寒かったじゃねえですか。」
「でもよ、今までにあったかくならなかった春は、ねえっちゅうもんよ。」
「そうなりやすと、あれが気になってくるんでやんすが。」
「あれってなあ、なんでい。」
「おやぶん、とぼけないでくださいよ。カブトムシでやんすよ。」
「おう、カブトムシ。なつかしい響きじゃあねえか。あいつら、無事でいると思うかい。」
「それが気がかりなんでやんすよ。もう、そろそろ冬眠からさめてるころじゃねえかと思うんでやんすが。」
「啓蟄(けいちつ)ってやつだ。」
「ケイチツってなんなんで。」
「そりゃあおめえ、冬の間によ、土ん中でじっとしていた虫があったかくなって、外に出てくることでい。」
「へええ、おやぶんはやっぱり物知りですねえ。」
「おう、ついでに教えてやるとよ。啓蟄の啓は、ひらくって意味がある。この字を名前に使ってる人もいるくれいでい。」
「はあ、なんか立派な人間って感じがしますねえ。」
「いや、それほどでもねえけどな。」
「えっ、今なんて?」
「あっ、いや何でもねえ。じゃあ、この週末に久しぶりに虫かごの中を見てみるとするか。」
「がってん、しょうちのすけぃ。」

7匹いたカブトムシの幼虫、何匹生き残っているか。
期待と不安が入り交じる。

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2012年4月 2日 (月)

4月1日

元旦よりも、1年の始まりを実感するのが、4月1日だ。
入学や入社などまさに1年の始まりだと感じる。
人事異動などもこの時期に多い。

そして4月1日といえば、やはりエイプリルフールであろう。
子どもたちも、エイプリルフールというものがあるということは、知っているようだ。
小1の息子が、今日は4月1日だから、嘘をついてもいいのかと聞いてくるので、

「4月1日でも、嘘をついてはいけない。なんちゃって、うそだよー。」

と軽くジャブをくり出す。
そのジャブを軽くかわした息子が、

「エイプリルフールって、日本語で、4月バカって言うんでしょ。4月は寒いのにプールに入るバカなんて、いるわけないのに。」

あのなあ、エイプリルプールではない。
エイプリルフールだ。
バカ!

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