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2013年12月30日 (月)

何からできるか

休日の夜、チーズをかじりながら、赤ワインを堪能していた。
それを横目で見ていた小3の息子が、そんなもののどこが美味しいのかと言う。
ふん、ガキんちょにはわからないだろうな。
ところで、ワインは何からできているか知ってるか。

「知ってるよ、ブドウでしょ。」

おっ、ガキんちょのくせに、よく知ってるじゃないか。
じゃあ、日本酒は何からできてるか。

「ええっとねえ、日本!」

あっ、そういうことか。
お前はワインがぶどう酒だってことを知ってたわけだ。
ぶどう酒が、ぶどうからできてるから、日本酒は日本からできてるってんだな。
あまりにも単純な思考回路だ。

いいか。
日本酒は、米からできておる。

「ああ、なんか聞いたことある。」

ほんまかいな。
適当な事を言ってるんじゃあるまいな。
知ったかぶりは、良くないぞ。

ようし、わかった。
問題の難易度をあげようではないか。
焼酎はどうだ。
焼酎は何からできてるかわかるか。
これは、色々あるぞ。

「ああ〜っとねえ、小学校と中学校?」

そういう意味の色々ではないし、焼酎は小中でもない。
例によって、ふざけてるのか。
食べ物から造ってるに決まってるだろ。

「あっ、わかった。チャーシューでしょ。」

どうやら、問題の難易度をあげすぎたようだ。

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2013年12月23日 (月)

文化の違い

我が家の夕食時、イギリスの食事はまずい、という話になった。
ではなぜ、まずいのか。
当然そういう話になる。

一方で、フランスの食事は美味しいと言われている、という話にもなる。

「あっ、それも聞いたことある。」

そうか、実はなあ。
よく言われている言葉に、「イギリス人は働くために食べるが、フランス人は食べるために働く。」というのがあるのだ。

「えっ?なに?もう一回言って。どういうこと、どういうこと?」

小3の息子には、少々難しかったかな。
じゃあ、解説してやろう。
イギリス人は、働くために食べる。
つまり彼らは、働くための活力を得るため、食事を栄養補給源として位置づけている。
一方でフランス人は、食べるために働く。
これは、美味しい食事にありつくための金銭を確保するために働くということだ。

こういう文化の違いがあるから、おのずと食事の味にも差が出てくる。
わかりやすく説明したつもりだったが、ちと難しかったかな。

「いや、よくわかったよ。要するにぃ、イギリス人は、金もうけが好きで、フランス人は、大食いだってことでしょ。」

やはり、難しかったようである。

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2013年12月20日 (金)

ゴムの働き

小学校3年生の息子の理科の授業で、【ゴムのはたらき】というテーマでの実験があったらしい。
班ごとに分かれて、実際に輪ゴムを使って物を飛ばし、その飛んだ距離を測定するというものだ。

輪ゴムの本数を増やしたり、輪ゴムを伸ばす長さを変化させたりして、飛距離がどう変わるか。
その変化を通じて、【ゴムのはたらき】を学ぶという狙いだ。

普通に考えれば、ゴム本数を増やして強力にしたり、輪ゴムを長く伸ばせば、飛距離が伸びるはずである。
しかし実際には、なかなか机上の計算どおりにはいかない。
ゴムを放すタイミングが、その時々でまちまちだったりして、思いどおりの結果が得られなかったらしい。
それでも実験後のレポートには実験の結果、明らかになったことを書かなければならない。

うまくいかなかったとしても、なぜうまくいかなかったか。
うまくいけば、こういう結果が得られていたはずだとか、そういうことをレポートに書くのが普通だ。
しかし、小3の息子は、そうは書かなかった。

【ゴムのはたらき】
(実けんによって、わかったこと)

「運によって、かわる。」

素直なのか、ウケ狙いなのか。
そこのところが、いまひとつ不明だ。

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2013年12月18日 (水)

落ち葉の行方

近頃、朝晩はめっきり寒くなった。
夏の厳しい暑さが、嘘のようである。
今年は紅葉も綺麗だったが、今ではその葉っぱもほとんど散ってしまった。

この時期、いつも思うことがある。
この葉っぱは、誰が片づけているのだろうか。
よく家の前を、竹ぼうきで掃除している人を見かけるが、それ以外の公共の場は誰がやっているのだろうか。

きっと誰かが人知れず、片づけているのだ。
自分が気づいていないだけだ。
だとすると、頭が下がる。

小3の息子は、学童クラブでは時間があるときに、落ち葉をほうきで掃いているのだという。
なぜ、そんなことをするのか。
特に指導員に言われたからというのではないらしい。

となると、自主的にやっていることになる。
訊くと、落ち葉を見ると片づけずにはいられなくなるのだという。
君はそんなにキレイ好きだったか。

いや、そんなはずはない。
家に置いてあるときのランドセルは、いつも中身が部屋の中にちらかっている。
落ち葉を片付けるのもいいが、その前に片づけをしなければいけないものがあることに、君は気づくべきだ。

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2013年12月16日 (月)

ポケベル

「ねえ、ポケベルってなあに?」

ほう、なつかしいなあ、ポケベル。
もう何年も、その単語を耳にしていなかった。
それはだな、携帯電話が普及する前に、重宝されていた物だ。

小3の息子が生まれたときには既に、世の中に携帯電話があったから、ポケベルを知らないのは無理もない。
何と彼は、固定電話でさえも、その価値を認めてない。
以前、こんなことを言っていた。

「電話なのに、メールできないなんて、意味ないし。」

初期の頃の携帯電話にも、メール機能なんてなかったんだぞ、なんて言ったら彼は、腰を抜かすかもしれない。
まあ良い、とりあえずポケベルについて説明しよう。
携帯電話がまったく普及していなかったころの話だ。
(なんか、昔話を始めるおじいさんのようでもある。)

どこにいるかわからないAさんに、急に連絡をとりたい。
そんなとき、Aさんが持っているポケベルの電話番号に電話をする。
すると、Aさんのポケベルが鳴る。
Aさんは、表示された番号の人に、公衆電話などの固定電話から電話する。
ま、ざっとこんな感じだ。
私自身は使ったことがないから、少し違うかもしれないが。

「それって、めんどくさいなあ。」

わかる。
わかるけどな。
こっちだって、お前さんにポケベルの説明をするのが、めんどくさいんだぞ。

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2013年12月10日 (火)

三百六十五歩のマーチ

しあわせは 歩いてこない
だから歩いて ゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩さがる

水前寺清子が歌う「三百六十五歩のマーチ」の出だしの歌詞。

毎週末、4人分の一週間分の食料を買出しに、近くのスーパーに出かける。
それが、カート2台がいっぱいになるほどの量になる。

私と嫁は、3階の駐車場までカートを運ぶため、エレベーターで上がるが、子どもたちには階段を使わせる。
エレベーターで3階に着くと、たいてい子どもたちがそこで待っている。
ところが今日に限って、子どもたちの姿が見えない。

不思議に思ったが、とりあえず駐車してある車の前までカートを運ぶ。
子どもたちは、まだ来ない。
こんなことは今までなかったのにと、若干不安になる。

レジ袋に入った食料をカートから車の中に移し、カートを所定の位置に戻しにいく。
それでもまだ、彼らの姿が見えない。
これは何かあったのかとも思ったが、とりあえず車に戻って、様子をうかがっていた。

しばらくして、やっと子どもたちがこちらに向かってくるのが見えた。
こんなに時間がかかって、トイレにでも行ってたのかと、小3の息子に訊くと、

「階段をねえ、三歩進んで二歩さがるで、3階まで上がってきた。」

やれやれ、それで時間がかかったわけだな。
そうだよな、普通に上がるのに比べて、5倍の時間がかかるものな。
それはそうと、周囲のお客さんに不気味がられなかったろうな!

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2013年12月 7日 (土)

ヘルメット

先月から、少年野球チームに入った小3の息子。
彼には珍しく、大いにやる気を見せている。
親としても、できる限りのサポートをしてやりたい。

まず、野球をやるための道具を揃えるところから始める。
バット、グローブの外に帽子、ユニフォーム(上下)、アンダーシャツ、ベルト、ストッキング、靴下、スパイク、ヘルメットなどがある。
実際にはめた感触を確かめてから買いたいグローブ以外は、インターネットで購入した。
サイズを確認してから注文するので、ネットで購入してもほぼ不都合はなかった。

ところが、ヘルメットだけは彼の頭より、かなり大きい物になってしまった。
だがこれも、一番小さいサイズを購入したので、やむを得ない。
むしろ、彼の頭が小さずぎるのだろう。

頭が小さいということは、脳みその量が少ないのじゃないかとからかうと、彼は少しムっとした。
いや別に、頭が悪いと言っているのではない。
小さくても、質のいい脳みそが詰まってるんだろと言ってやる。
すると彼は、少し考えてから

「百円玉は十円玉より小さいけど、10倍いいじゃん。そういうことでしょ。」

そうだ、そういうことだ。
話の内容についての理解も、物の例えかたも、上出来だ。
今回だけは。

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2013年12月 5日 (木)

おやじギャグ

小3の息子が、満面の笑みを浮かべながら、こう言った。

「おとうさん、おやじギャグ言って。」

なんだと。
一体全体、その発言の意図は、どこにあるのだ。
いつも言ってる「おやじギャグ」を、また言ってほしいという意味か。
それとも、お父さんは普段「おやじギャグ」を言わないから、たまには言ってくれということか。

まあそれは、置いといてだ。
なぜ、「おやじギャグ」を言ってほしいのだ。
単に笑いたいだけか。
それとも、ネタとして仕入れて、学校で披露する気か。
「おやじギャグ」を学校のクラスで言っても、それはおやじの発言ではないから、もはや「おやじギャグ」とは言えんぞ。

そもそも君は、「おやじギャグ」がどのようなものか、知っているのか。
一般には、おもしろくないダジャレ、新鮮味のない冗談などを指すのだぞ。
その場を、一瞬にして凍りつかせる、恐ろしい悪魔の言葉というわけだ。

その「おやじギャグ」をなぜ私に言ってほしいのか。
特に、君のその満面の笑みが気になる。
最終的に「おやじギャグ」をどういう目的で、どのように使用し、何を狙っているのだ。
すると息子は一転、まじめくさった顔になり、

「あっ、べつにかるい気もちで、きいただけ。」

こらっ!
軽い気持ちはいかん、軽い気持ちは。

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2013年12月 3日 (火)

物差し

「このモノサシさあ、何cmあると思う?」

小3の息子がプラスチック製の物差しを振りかざしながら、訊いてくる。
内側を日本列島の形にくりぬいた洒落た物差しだ。
彼のお気に入りの品でもある。

それが、何cmの物差しかっていうのか。
パッと見たところ、30cm物差しの半分ぐらいだな。
だから、15cm物差しじゃないか!

「惜しい。正解は16cm!」

あん?
16cm物差しだと?
何か、中途半端だなあ。
18cmとかならありそうだが。

どれ、見せてみろ。
何だよ、やっぱり15cm物差しじゃないか。
16cmじゃなくて15cmだろうが。
目ん玉をひんむいて、よく見てみろ。
しかし彼は、平然とこう言い放った。

「ほら見て、目盛りの外側に5mmの幅があるでしょ。それが両側にあるから、目盛りの15cmとあわせて全部で16cm。16cmのモノサシだよ。」

あのなあ。
物差しというのはだぞ。
物差しそのものの長さじゃなくて、その物差しが測れる長さで表すんだ。
「16cmのモノサシ」じゃなくて、「15cmモノサシ」だ。
「の」は不要だ。

私の説明に、納得がいかない様子の息子。
君のそのひねくれ度を測る物差しは、ないものか。

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