2014年9月13日 (土)

夏の終わりのカブトムシ

「おやぶん、早いもんでもう夏も終わりでやんすねえ。」
「おう、今年は8月の下旬から涼しくなっちまったから、夏が短かかったてなもんでい。」
「夏が終われば、カブトムシの季節も終わりでやんすね。」
「おっと待った。その事だがよ、俺はおめえに話があるんでい。」
「何でやんすか、こわい顔をして。どうしたでやんすか。」
「どうもこうもねえやい。おめえ、今年の夏、一度でもカブトムシにゼリーをやったかい。」
「ああ、そういえば一回くらいでやんすかねえ。」
「何だと?この2カ月くらいの間に、いっけえだあ?はあああ?カブトムシに対する愛情は、どこへ行っちまったい。」
「あ、愛情って親分。大げさでやんすよ。」
「おう、そうか。それなら今年の幼虫の数は何匹か、言ってみろ。知らねえだろうが、このすっとこどっこいが。」
「何匹なんすか。」
「ほら、知らねえだろ。11匹だよ。」
「へええ、そうでやんしたか。」
「っておめえ、カブトムシに興味ねえんなら、もう手放しちまうぞ。それでもいいんだな。」
「あっ、別にいいでやんすよ。」

マジか。
もうまったく興味なしか。
俺はまだ飼っていたいぞ。
「おめえと俺のカブトムシ」が、「俺だけのカブトムシ」になっちまったようだ・・・。

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2013年9月18日 (水)

来夏のカブトムシ

「おやぶん、あっしは来年の夏が楽しみでやんすよ。」
「なんだもう来年の話けえ。何がどうしてどうなったんでい。」
「いや、ほかでもねえ、カブトムシでやんすよ。」
「おう、今年は幼虫が38匹もいたから色々とお譲りして、うちには11匹だけになったんだったな。」
「おやぶんのご友人とおやぶんの奥方の友人、それに奥方のお知り合い、あっしの学童クラブと全部で4軒に配りやしたね。」
「おうよ。みんな無事に冬を越して、成虫になってくれるといいがなあ。」
「でも、そんなに心配することはねえんでがしょ?」
「いや意外と、死んじまうことも珍しくねえみてえだぞ。うちは他に比べてうまくいってるみてえなんでい。」
「そうでやんしたか。それは親分の愛情のこもった飼育のおかげでやんすね。」
「おう、おめえもたまには、いいこと言うじゃねえか。」
「でも心配なのは、ずっと兄妹(姉弟)で交配させてると、種が弱くなってしまうらしいって聞きやしたよ。」
「んなおめえ、とりあえず幼虫になってんだから成虫になんだろうよ。こまけえ事、気にしたって仕方がねえや。」
「さすがはおやぶん、アバウトでやんすね。」
「なんだとこのやろう。アバウトって意味知ってんのか!!まあ言葉の使い方は合ってるが・・・。」

来シーズンは我が家を含め、5家族でカブトムシの飼育が行われる。
今から、来夏の結果が楽しみだ。

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2013年9月 9日 (月)

カブトムシ早熟

「おう、どうやら暑さのピークは越えたようじゃねえか。」
「そうでやんすね、おやぶん。秋が来たなって感じでやんすよ。」
「秋だとぉ?そりゃおめえ、ちっとばかし気がはええってもんじゃねえか。」
「いや、そうでもねえですよ。カブトムシの成虫も数日前に、死んじまいましたからねえ。」
「そうなんでい。残念だが、仕方ねえ。ところで、幼虫たちの様子でも見てみようじゃねえか。」
「そうですね、親分。じゃあ、シートを広げたんで、見てみましょうや。せーのっと、うわあああ。」
「おい、なんだこりゃあ。もう、こんなにデカくなってるのか。こりゃ、驚いた。」
「お、おやぶん。まだ9月の初めだっていうのに、こんなデカくなってたら、どこまでデカくなるかわかりやせんぜ。」
「いや、それはねえだろう。だいたい、カブトムシの大きさなんてえなあ、決まってるんでい。」
「そうでやんすか。野菜でも気持ち悪いくらいでかいキュウリとかカボチャがあるじゃねえですか。」
「野菜と昆虫をいっしょにするんじゃねえや。それより、冬を越す前に成虫になりゃあしねえだろうな。」
「おやぶん、それこそありねえや。まあ、そうなったら面白いでやんすがね。」

今にも、成虫になりそうな幼虫たち。
38匹もいたのだが、あちこちにお譲りして、現在は17匹。
冬を無事に越して、来年の夏に元気な成虫にお目にかかりたい。
そうなれば、4代目誕生だ。

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2013年8月10日 (土)

カブトムシ次の世代

「いやあ、それにしても暑いでやんすね、親分。たまんねえでやんすね。」
「何を言ってやんでい、おめえは。夏は暑いに決まってるってもんよ。不思議でも何ともねえってんでい。」
「親分ねえ。強がり言ってますけどねえ。汗がだらだらでやんすよ。」
「おうおうおう、暑くねえなんて、俺はひとっことも言ってねえ。夏は暑いって当たり前の事を言っただけでい。実のところ、夏は苦手でな。」
「素直じゃねえな、親分は。ところで暑い夏は、カブトムシには格好の季節でやんすよねえ。」
「おうよ。でもあれだろ。成虫になったやつらも、少しずつ死んじまってんだろ。」
「そうなんでやんすよ。もう今は、オスが6匹だけ生き残ってるだけなんでやんすよ。」
「そうか、メスはみんな死んじまったか。それは残念だ。でもよ、メスが産んだ卵から幼虫になってるのがいるんじゃねえのか。」
「さすが親分。さて、ここで問題でやんす。いま現在、幼虫は何匹いるでやんしょう。」
「おう、どんくれえだろうなあ。メスは二匹しかいなかったから、そうさなあ。7〜8匹ってとこか。」
「いひひひひ。外れでやんすよ、親分。正解は38匹でやんす。」
「うげえっ!」

カブトムシ屋でも、おっ始めるか。

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2013年7月26日 (金)

元気なカブトムシ

「いやあ親分、三泊四日の北海道旅行は、楽しかったでやんすねえ。」
「おうともよ。景色はいいし、カラッとした気候で過ごしやすい。それに、なんてったって食いもんがうめえとくらあ。」
「そうでやんすよねえ。北海道は何を食っても、うまかったでやんすねえ。」
「ああ、イクラだのウニだのイカだの、それに生のホッキとくらあ。」
「親分、刺身好きですもんね。キーンと冷えた日本酒との相性は、抜群でやんしょ。」
「おう、思い出すだけでもよだれが出るってもんよ。それにジンギスカンもうまかった。冷たい生ビールにぴったりでい。」
「親分の場合は、うめえもんを堪能したのか、アルコールを楽しんだのか、よくわかりませんねえ。」
「な、何を言い出しやがる、このすっとこどっこいが。おめえこそ、北海道は何を食ってもうまかったなんていいながら、昼飯は四日間とも毎日ラーメンだったじゃねえか。芸のねえ野郎だぜ、まったく。ところで、心配の種のカブトムシは、無事だったのかい。」
「それが10匹ともぴんぴんしてやがるんでさあ。驚きましたぜ、おやぶん。」

オスが8匹にメスが2匹。
むしろ、旅行に出かける前より、活発に動き回っていた。
逆ハーレム状態で、オスがライバル心をむき出しにしているのかもしれない。

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2013年7月19日 (金)

カブトムシの留守番

「おっ、いててて。なんだってんだ、こいつ。」
「どうしたんでやんすか、おやぶん。持病の腰痛でも再発したでやんすか。」
「そうじゃあねえやい。このカブトムシのメスの野郎が、手から離れねえから、無理やり引っ剥がそうとしたらいてえのなんの。」
「そうでやんしたか。それにしても、元気でやんすね。カブトムシのやつら。」
「おうよ。餌の昆虫ゼリーも、毎日よく食ってやがる。元気なはずだぜ。」
「でも明日から心配でやんすね。」
「ああ、その事か。それなら心配いらねえや。明日から三泊四日の北海道旅行に行くことは、あいつらカブトムシたちには話してねえから。」
「いやいやおやぶん、そうじゃあねえでやんすよ。餌の昆虫ゼリーを補充できねえじゃねえですか。」
「ああ、そういうことか。だったら、たんまりと昆虫ゼリーを与えておきゃあいいじゃねえか。心配いらねえや。」
「そうでやんすよね。おやぶんの言うとおりにしましょう。それでカブトムシが死んだら、おやぶんのせいってことで。」
「そんな脅しに屈する俺様だとでも思ったか。だめだ、だめだ。北海道にカブトムシは連れていかねえ。」

実質、三日半の間だが、カブトムシが生き延びることを祈る。

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2013年7月 8日 (月)

来たぜカブトムシ

「お、おやぶん、は、はぁ、て、てえへんだ。」
「なんでい、どうしてい。カブトムシなら、今ごろ蛹になって、もう少しで成虫になる頃だってんだ。そういやあ、去年は忘れもしねえ、7月の23日だったぞ。今年はまだ2週間以上もあらあ。」
「そんな、ゆっくり構えている場合じゃあねえですって、親方。成虫になっちまったんですよ、あいつらが。」
「ぬあにぃ。はええなあ。去年に比べて、えれえはええじゃねえか。いってえ、どういうわけでい。」
「何をうろたえてるんですかい、おやぶん。たかが、幼虫が成虫になっただけのことでやんすよ。」
「そりゃ、そうだけどおめえ、こんなに早いんじゃ心の準備ってものがあらあな。」
「一応、幼虫は11匹いたはずなんでやんすが、とりあえず5匹は成虫になったでやんす。」
「おう、そりゃ良かった。オスはいるか、5匹の中に。」
「それが、5匹全部オスなんでやんす。」
「そうけい。そりゃあ日頃の心がけがいいからじゃねえか。」
「でも全部がオスだったら、次の世代につながらないでやんす。」
「な、なんでい、おめえは冷静だなってんだ。」

去年は、なかなか成虫にならなくてヤキモキした覚えがある。
今年は、打って変わって、意表をつかれた。
夏来る!!

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2013年6月17日 (月)

カブトムシの嫁入り

「おう、おめえに話がある。ちょっとこっちへ、来やがれってんだ。」
「何でやんすか、どうしたんでやんすか、親分。ひょっとしてカブトムシのことですかい。」
「その通りでい。おめえも、なかなか察しがいいじゃあねえか。」
「それほどでもねえでやんすよ。それより、カブトムシに何かあったんですかい。」
「いや、何。たくさんいるカブトムシを少し知り合いに、分けてみてえと思うが、どうでい。」
「いいでやんす、いいでやんす。欲しい人にあげるんでやんすね。」
「おう、おめえは察しだけじゃなくて、気っぷもいいじゃあねえか。」
「だけど、誰にあげるでやんすか。」
「いや実はな、カブトムシの幼虫を飼ってたのに、残念にも死なせちまった人がいてな。どうでい、かまわねえかい。」
「もちろんでやんすよ、親分。喜んでくれるといいでやんすね。」
「おう、幼虫がカブトムシになった時の感動は、口では言い表せねえや。」
「楽しみでやんすよお、その感動をいろんな人に味わってほしいでやんす。」
「おめえ、いいこと言うじゃねえか。グスッ。」
「親分、泣いてるでやんすか。」
「ば、ばかやろう。心の汗だ、チキショーめ。」

14匹の幼虫のうち、3匹だけおゆずりした。
無事に成虫になってくれることを祈る。

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2013年5月22日 (水)

カブトムシもよろしく

「おう、このすっとこどっこい、やっと俺たちの季節がきたぜ。」
「えっ、何でやんすか親分、俺たちの季節って。」
「何だこの野郎、すっとぼけやがって。俺たちのカブトムシの季節だってんだ。」
「おやぶん、そのことでやんすがね。ちょっと言いにくいんでやんすが・・・。」
「なんでい、俺とおめえの仲じゃねえか、何でも言ってみろい。どうせ、てえしたことじゃねえんだろ。」
「そうでやんすか。じゃあ思い切って言いますがね。このカブトムシのシリーズは、至って評判が良くねえらしんでさあ。」
「ばかだなあ、おめえは。そんなわけねえってんだ。こんなにおもしれえじゃねえか。」
「だから親分。そう思ってるのは親分だけで、このシリーズは、つまらねえってのが、もっぱらなんでさあ。」
「なるほど、じゃああれだな。このシリーズ以外の記事がおもしろすぎるってわけだ。そうかい、そうなりゃ、このシリーズ以外の記事のレベルを下げるまでだ。」
「どこまで前向きなんすか。親分は何にもわかっちゃいねえ。それに・・・。」
「それに、なんでい。」
「それに、評判が悪いカブトムシのシリーズを敢えて書いてるのは、よほどネタに困ってるんだとか思われちまいますぜ。」
「ギクッ、おめえ、言いにくいことをはっきり言うやつだねえ。ネタに困ってるなんて、俺は口が裂けても言えねえ。」

あと二ヶ月ほどで、カブトムシは成虫になる。
それまでは、このシリーズもたびたび登場するであろう。
悪しからず。

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2013年1月17日 (木)

カブトムシよ何処へ行く

「おう、ちょっときてみろい。」
「どうしたんでやんすか親分、ひょっとしてカブトムシの幼虫になんかあったでやんすか。」
「いや、ほかでもねえ。そのカブトムシの幼虫の野郎のこつでい。」
「でも親分、あいつらは、入れ物の底にへばりついて冬眠してるんじゃなかったですかい。」
「そうなんだがよ、入れ物の底を見てみたら、一匹たりねえんでい。」
「えっ、そんなことあるんでやんすか。動いてどこかに行っちまったってことですかい。」
「いやあ、皆目見当がつかねえや。いなくなった一匹の目的がわからねえ。」
「ほんとに、どうしちまったんですかねえ。」
「眠ってて、腹が減ったってことは考えられらあな、でもって動き出したとかよ。」
「何か食うもんないか冷蔵庫を開けにいったとでもいうんじゃねえでしょうねえ。」
「ば、馬鹿なこと言うねい。じゃあ後は、しょんべんがしたくなったなんて可能性は、どうでい。」
「トイレに立ったってんですかい?一体そのトイレは、どこにあるんでやんすか。いや、トイレに立つってのも変でやんすよ、足もねえのに。」
「ははは、ちげえねえ。じゃあ、あれか。眠るのに飽きたか。」
「えっ、そんな適当な冬眠があるわけねえでやんすよ。」
「じゃあ、もう春になったと勘違いしやがったんじゃあねえかい。」
「おやぶん、今日は異様にテンションが高いでやんすよ、何かあったんでやんすか。」

久しぶりにカブトムシの幼虫の数を数えたら、実際に一匹足りなかったのだ。
何があったか気にはなるが、土をほじくり返して幼虫の冬眠を妨げてはなるまい。
とりあえず、春まで待とう。

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